【2026年最新】飛行機にモバイルバッテリーは何個まで持ち込める?容量・個数・使用禁止ルールを解説
更新日:2026年9月1日 公開日:2023年10月17日
【結論】2026年4月24日、モバイルバッテリーの持ち込みに関するルールが変更。これまで通り預け入れは不可で、機内の持ち込みは160Wh以下に限り最大2個まで可能です。そして、機内でのモバイルバッテリーの使用・充電は禁止とされます。
旅先や出張先でスマホやPC、タブレットといった電子デバイスを充電するのに便利なのが、モバイルバッテリー。「でもモバイルバッテリーって、飛行機に持ち込めるの?」飛行機内への持ち込みや預け入れができない危険物の代表例として電池やバッテリーが挙げられていることもあり、そんな不安を持つ方もおられるのではないでしょうか?そこで今回は、モバイルバッテリーを飛行機内に持ち込めるのか、持ち込めるとすれば条件などはあるのか、そのあたりについて調べてまとめてみました。また、近年多発しているモバイルバッテリーの発煙・発火を受けてルールが一部変更されたため、そちらについても説明します。
目次
飛行機にモバイルバッテリーは持ち込める?預け入れは可能?
結論からお伝えすると、国内線・国際線ともに飛行機内へのモバイルバッテリーの持ち込みは可能で、預け入れに関してはNGとなります。モバイルバッテリーには、「リチウムイオン電池」と呼ばれる電池(充電して繰り返し使用できる二次電池)が組み込まれており、このリチウムイオン電池は、何らかの強い衝撃が外から加わった場合、発熱・発火する恐れがあります。そのため本来、飛行機に持ち込む際は危険物として扱われるべきものなのです。ですがスマホなどを充電するためのモバイルバッテリーについては、例外として「予備電池」として扱われ、預け入れ手荷物として預けることはできないものの、持ち込み手荷物として飛行機内に持ち込むことは許可されています。しかし近年、モバイルバッテリーの発煙・発火等が多発していることを受け、2026年4月24日より、機内での取扱いルールが一部変更になりました。詳細は国土交通省の公式サイトでも確認できます。
≪2025年7月8日追加ルール≫
① モバイルバッテリーを座席上の収納棚に収納せず、手元で保管すること。
② 機内でモバイルバッテリーを使用する際は常に状態が確認できる場所で行うこと。
≪2026年4月24日追加ルール≫
① 機内でモバイルバッテリーの使用・充電は禁止
② モバイルバッテリーの機内持ち込み個数は160Wh以下に限り最大2個まで
なお2027年1月以降は国際航空運送協会(IATA)の規定変更により、100Whに制限される可能性があります。
このルールは、国土交通省と航空関係団体(定期航空協会)が連携した統一的な取り組みになるため、モバイルバッテリーを持ち込む際は機内での使用はせず、常に携帯しておくようにしましょう。
モバイルバッテリーが預けられない理由
前述したように、モバイルバッテリーは衝撃が加わった際に発熱・発火する恐れがあるリチウムイオン電池を搭載しており、最悪の場合、空港や飛行機内で取り返しのつかない危険な事態を引き起こす可能性があります。モバイルバッテリーのこれまでのアクシデント報告や危険性を懸念して、国際民間航空機関(ICAO)は、2016年4月1日からモバイルバッテリーの預け入れを禁止にしました。ですがこれを読んでくださっている方の中には、「機内への持ち込みが許されているのに、預け入れはできないってよく分からない…」と疑問に思う方もおられるのではないでしょうか?これは、手荷物として機内に持ち込んだ場合は有事の際にすぐに対応ができますが、預け入れ荷物では対応が遅れてしまう危険性があるためです。空港で慌てる必要がないよう、スーツケースや大きなバッグなど、預け入れ荷物にモバイルバッテリーは入れず、機内持ち込みの荷物に入れておくようにしましょう。
【最新】モバイルバッテリーの機内持ち込みルール
機内への持ち込みが許可されているモバイルバッテリーですが、無制限に持ち込めるわけではありません。バッテリーの容量や個数には規定があり、国内線では2026年4月24日、ANAやJALを含む多くの航空会社でルールが改訂されました。これまでは100Wh(ワットアワー)未満であれば個数制限なしで持ち込めましたが、新ルール施行後は、160Wh以下の容量に限り、1人につき合計2個までと制限されます。また、161Wh以上の大容量バッテリーについては、従来通り持ち込み自体が禁止されているため注意しましょう。国際線においても同様の基準が適用される見込みですが、渡航先の国や利用する航空会社によっては独自の厳しい制限を設けている場合があるため、事前に最新情報を確認しておくことが大切です。
mAhからWhへの変換方法:自分のバッテリーが持ち込めるか確認しよう
「160Wh以下の容量であれば1人につき合計2個までと制限」。先に説明したのでこちらは理解してもらえたと思いますが、モバイルバッテリーの容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」で記載されていることが多く、「Wh(ワットアワー)」での容量が分かりにくい、という問題があります。ですので、自分で計算してmAhからWhに変換しましょう。mAhからWhに変換する計算式は、「Wh=V(電圧)×Ah(バッテリー容量)」となります。リチウムイオン電池の電圧は3.7Vなので、電圧はこの値で固定します。バッテリー容量はmAhではなくAhとなっていますが、AhはmAhを1000で割った値ですので、これらの数字を計算式に当てはめると、「Wh=3.7×mAh÷1000」となります。この計算式で計算すると、100Whは約27,027mAh、160Whは約43,243mAhです。ということは、容量が43,243mAh以下のモバイルバッテリーは持ち込みでき、約43,514mAh以上(161Wh以上)のモバイルバッテリーは持ち込みができないということが分かっていただけるでしょう。
うっかり預け入れ荷物に入れてしまったときの対処法
「ついうっかりして、モバイルバッテリーを預け入れ荷物に入れていたことに、後から気づいた…」。そんな時は速やかに搭乗する航空会社のカウンターに行って、預け入れた荷物にモバイルバッテリーが入っていることを申告しましょう。そうすると、たいてい荷物の引き換え番号を聞かれ、後は航空会社が対応してくれるのでその後の指示を待ちましょう。モバイルバッテリーは私たちにとって身近なものですし、こういったミスは誰にでも起こりえます。決して焦る必要はありませんが、ミスに気づいたら間髪を入れず即座に対応することで、搭乗後の呼び出しや搭乗時間の遅延といった事態を防げ、なおかつ嫌な思いを最小限に抑えることができるでしょう。
国内線の場合
もしモバイルバッテリーをスーツケースなどの預け入れ荷物に入れてしまった場合、どうなるのかについてですが、国内線の場合は、X線チェックで指摘を受けます。検査員に指摘されたら、モバイルバッテリーを速やかに荷物から取り出し、再度X線チェックを依頼すればOK。機内への持ち込みができる容量のモバイルバッテリーであれば、手荷物としてそのまま機内に持ち込みましょう。
国際線の場合
国際線では国内線よりも厳しい検査が行われる場合があり、勝手にスーツケースのカギを壊して開けられ、中に入っているモバイルバッテリーを没収されたり、捨てられてしまうケースがあるようです。この際に一緒に入っていた貴重品などが盗まれる危険性もあるため、国際線を利用する場合、モバイルバッテリーは絶対にスーツケースなどの預け入れ荷物に入れないように注意しましょう。
ヘアアイロンの持ち込みも要注意
ヘアアイロンも、電源の種類によって機内に持ち込めるものと持ち込めないものがあります。プラグをコンセントに差して使うコンセント式のヘアアイロンは、特に個数制限もなく機内への持ち込みも預け入れも可能です。リチウムイオン電池を使用したヘアアイロンはモバイルバッテリー同様、発熱・発火の恐れがあるので、内蔵バッテリーを取り外せば機内への持ち込み、預け入れのどちらもOK。内蔵バッテリーを取り外せないタイプはNGとなります。乾電池(アルカリ、マンガン)を使用したヘアアイロンは、乾電池が入っていない状態なら持ち込み、預け入れともに可能。また、炭化水素ガスを使用したガス式のヘアアイロンは、持ち込み、預け入れのどちらも可能ですが、1人1個までで、アイロン部分に安全カバーが付いているものに限られます。「愛用のヘアアイロンを旅先でも使いたい」という方は多いと思いますので、ヘアアイロンを旅に持参する方は、モバイルバッテリーと併せてチェックしましょう。
FAQ
Q1. モバイルバッテリーは飛行機の機内持ち込みできますか?
はい、持ち込み可能です。ただし預け入れはNGです。2026年4月24日から機内での使用・充電も禁止になりました。
Q2. 飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーは何個まで?
2026年4月24日からの改訂ルールにより、160Wh以下の容量に限り1人最大2個までの制限となりました。
Q3. 持ち込めるモバイルバッテリーの容量の上限は?mAhで教えてください。
160Wh(約43,243mAh)以下であれば2個まで持ち込めます。161Wh(約43,514mAh)以上は持ち込み禁止です。よく販売されている10,000mAhや20,000mAhのバッテリーはいずれも基準以内で、持ち込みも可能です。
Q4. モバイルバッテリーをスーツケースに入れて預けてしまったらどうなる?
国内線ではX線チェックで指摘されるので、その場で手荷物へ移してください。国際線では勝手に開封・没収されることがあります。気づいたらすぐ航空会社カウンターに申告しましょう。
Q5. 機内でモバイルバッテリーを使って充電できますか?
2026年4月24日より、機内でモバイルバッテリーを使った充電・使用は禁止になりました。いかなる場合でもモバイルバッテリー本体の充電や、モバイルバッテリーを使って他機器を充電することも禁止なので注意しましょう。機内コンセントや機内エンターテインメントシステムの充電は引き続き使用可能です。
まとめ
以上、モバイルバッテリーを飛行機内に持ち込む際の制限やルールについて紹介しました。国内外問わず、飛行機での旅行や出張の予定がある方はこの記事を参考に、自分が使っているモバイルバッテリーの容量を確認しておくようにしましょう!
参考・出典
※本記事は更新日時点の情報をもとに作成しています。内容は予告なく変更される場合がありますので、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。