eチケット(電子航空券)とは?ANA・JAL・LCCの使い方とスマホでの搭乗手順を解説
更新日:2026年9月17日 公開日:2024年2月14日
【結論】eチケットは紙の航空券を使わず、スマートフォンの画面や控えの提示だけで搭乗できる仕組みです。ANA・JAL・LCCのいずれでも基本的な使い方は共通しています。有効期限や氏名の誤りに気づいたときは、早めに航空会社へ連絡することが、当日のトラブルを避ける一番のポイントです。
飛行機に乗る際、eチケット(電子航空券)の利用が主流になってきています。しかしeチケットがどのようなものか、利用するにはどうすればよいかが分からない人もいるでしょう。この記事ではeチケットの概要や利用するメリット・注意点についてまとめています。航空会社別の利用方法や搭乗の流れについても説明しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
eチケットとは?基本を分かりやすく解説
eチケット(電子航空券)とは紙の航空券を使わず、ANAやJALなど利用する航空会社のシステム内に予約情報を電子データとして管理する仕組みです。スマートフォン画面や印刷した「eチケットお客さま控」に記載されている二次元コードやバーコードを提示するだけで搭乗手続きができます。eチケットは2000年代に入ってから普及し、オンライン予約の増加とともに広がりました。発券の手間がかからず、紛失や盗難のリスクが低いことから、ほとんどの航空会社で導入されています。紙資源を使わないことで環境への配慮も評価されているポイントです。現在では、国内線・国際線を問わず、eチケットが一般的な航空券の形式として定着しています。
eチケットを利用するメリット
eチケットを利用すれば、飛行機の予約から搭乗までをスムーズに行えるうえ、手間やリスクを大幅に減らせます。ここでは、eチケットを使う主なメリットを3つ見ていきましょう。
予約や購入が簡単
スマートフォンやパソコンを使えば、自宅や外出先から24時間いつでも航空券の手配が可能です。航空会社の公式サイトや旅行予約サイト、専用アプリから簡単に予約できるため、窓口に行く必要はありません。購入手続き完了後に控えがメールやアプリに届くので、紙の搭乗券を受け取る手間も省けます。
発券不要で利用できる
予約情報はすべて電子データとして管理されているため、航空券を紙で発券する必要はありません。チェックインや搭乗時には、スマートフォン画面に表示した二次元コードを読み取ってもらうだけです。そのため、航空券を保管しておく必要がなく、カウンターに並んで発券する時間も省けるため、スムーズな搭乗準備ができるでしょう。
紛失・盗難のリスクが低い
紙の航空券だと、荷物に紛れて見失ったり、自宅に置き忘れてしまったりと、心配がつきものです。eチケットであればチケットを持ち歩く必要がなく、予約情報さえ把握していれば仮にスマートフォンを紛失しても搭乗手続きを進められます。また、個人情報が航空会社のシステムで適切に保護されているため、セキュリティ面でも安心です。
eチケットを利用する際の注意点
eチケットは便利な反面、スマートフォンの電池切れや通信環境の不具合などのトラブルに注意が必要です。もしもeチケットを表示できなくなってしまった場合、空港カウンターで事情を説明すれば搭乗手続きを進めてもらえる場合があります。トラブルなくスムーズな手続きを行うためにも以下の点に注意して事前の準備や対策を心がけましょう。
スマートフォンやタブレットの充電切れには注意する
eチケットは、予約情報をスマートフォンやタブレットなどの端末で表示・確認します。そのため、端末の充電が切れると手続きに時間がかかってしまいます。特に移動中は充電環境が限られるため、モバイルバッテリーを携帯するなど事前に対策しておきましょう。また、万が一に備えて「eチケットお客さま控」を印刷して持参しておくと安心です。自宅で印刷できない場合は、コンビニエンスストアのプリントサービスも利用できます。
システムエラーが起きるとトラブルに巻き込まれる可能性も
eチケットはオンラインで管理されるため利用者の操作とは無関係に、システムエラーや通信障害などによるトラブルが発生する場合があります。例えば、二次元コードが正しく表示されない、予約情報がシステム上で確認できないといった事態が起こる可能性も否めません。その場合、通常よりも手続きに時間がかかってしまいます。また、スマートフォンの設定や通信状況によっては、バックライトが暗い、画面保護シールの影響でバーコードが読み取れないといった小さなトラブルも発生しがちです。こうしたリスクを回避するために「eチケットお客さま控」の印刷やスクリーンショット保存を事前に行っておくとよいでしょう。
有効期限・氏名の誤りにも注意
ANAでは航空券の有効期限を旅行開始日(旅行を始めていない場合は発行日)から原則1年間としています。また、JALも航空券の有効期間を未使用の場合発効から1年、一部使用済みであれば旅行開始日から1年としており、eチケットも同様の扱いとなる可能性が高いです。ただし、ANA・JALともに適用される運賃によって有効期限の扱いが変わるため、購入時の条件を確認しておきましょう。
| 普通運賃の有効期限 | 特別運賃適用の場合 | |
|---|---|---|
| ANA | 旅行開始日(旅行を始めていない場合は発行日)から原則1年間 | ・フレックス(ANA FLEX)/ビジネスきっぷ/株主優待割引などは1年間有効 ・割引運賃は予約した便に限って有効 |
| JAL | ・未使用の場合は発効から1年 ・一部使用済みの場合は旅行開始から1年 |
・フレックス/JALカード割引/離島割引などは発効日の翌日から数えて1年間有効 ・株主割引は発行日および発行の翌日から起算して1年間または「株主割引券」に記載された有効期間のどちらか早い方 ・セイバー/スカイメイトなどの割引運賃は予約した便に限って有効 |
予約した便に限って有効とされている運賃が適用されている場合、変更が必要になったときは早めに航空会社へ相談しましょう。
また、ジェットスターやピーチなどのLCCは、そもそも予約した便に限って利用できる運賃が基本で、乗り遅れるとその航空券自体が無効になります。
eチケットに限らず、航空券は予約時の氏名と搭乗手続きの際に提示した運転免許証やパスポートなどの公的書類にある氏名が一致しないと本人確認に手間取り搭乗に支障が出ることがあります。特に国際線では、パスポートをはじめとした渡航書類と、eチケットおよび航空券の氏名が一致しないと搭乗できません。スペルや表記のミスをそのままにしておくと、空港で搭乗自体を断られてしまう可能性があります。そのため、誤りに気づいたら早めに航空会社へ連絡することが大切です。スペルミスや姓名の入力順序の違い、ミドルネームの追加・削除、結婚などによる姓の変更といった軽微な範囲であれば、多くの航空会社で無料または少額の手数料で訂正が可能です。
領収証・搭乗証明書の発行は別で必要になる
eチケットは紙での発券がないため、領収証や搭乗証明書が必要な場合は別途手続きが必要です。多くの航空会社では、自動チェックイン機または空港のカウンターのほか、オンライン申し込みも可能です。ただし、発行方法や受付期間は航空会社によって異なるため、事前に公式サイトなどで確認しておきましょう。
【航空会社別】eチケットの利用方法を解説
eチケットは航空会社ごとに利用方法や確認手段が異なります。ここでは、国内で多く利用される全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)でeチケットを使う方法を分かりやすくまとめました。
全日本空輸(ANA)
ANAで航空券を予約・購入すると、自動的に「eチケットお客様控」が発行されます。この控えには、搭乗に必要な確認番号や便名、二次元コードなどが記載されており、メールで送付されるほか、ANA公式サイトやアプリからも確認できます。便出発の24時間前からオンラインチェックインができ、搭乗当日はスマートフォンに表示した二次元コードや、プリントした「eチケットお客様控」を提示するだけでチェックイン・搭乗手続きができます。
日本航空(JAL)
JALのeチケットは、航空券購入の際に自動で割り当てられます。eチケットの購入後に送付される「eチケットお客さま控」には、予約番号や二次元コード、搭乗便情報が記載されています。搭乗当日は、空港カウンターやチェックイン機での手続きをせず、保安検査場に直行できる「タッチ&ゴーサービス」が利用できます。保安検査場の通過とチェックインが一緒になった便利なサービスで、保安検査場の端末機に二次元コードをタッチするだけで完了します。
eチケットを利用した飛行機搭乗の流れ
eチケットを使った搭乗方法を確認しましょう。チェックインの仕方には、空港のカウンター・自動チェックイン機・オンラインの3つがあります。特に、ANA・JALでは搭乗する24時間前からオンラインチェックインが可能で、手荷物がない場合はそのまま保安検査場に直行できるため便利です。当日は、以下の流れで搭乗します。
- チェックイン手続き
オンライン、空港カウンター、自動チェックイン機で搭乗手続きをして搭乗券を取得 - 手荷物を預ける(必要な場合)
- 保安検査を受ける
搭乗券と本人確認書類を提示 - 搭乗口へ移動し、搭乗
自動チェックイン機の取扱いを終了している航空会社もあるため、事前に確認しておきましょう。
FAQ
Q1. eチケットに有効期限はある?
国際線の航空券は、発行日から原則1年以内にご搭乗いただく必要があります。国内線は運賃種別によって条件が異なるため、購入時の規定をご確認ください。
Q2. スマートフォンがなくてもeチケットは利用できる?
予約情報を把握していれば空港の自動チェックイン機やカウンターでの手続きが可能です。また、パソコンで搭乗券を印刷する方法でも利用できます。
Q3. LCC(格安航空会社)でもeチケットは使える?
Peach・ジェットスターなど主要LCCも電子航空券が基本です。各社アプリやモバイル搭乗券での搭乗手続きに対応しています。
Q4. 予約時に名前を間違えてしまったらどうすればいい?
できるだけ早く航空会社または予約サイトに連絡してください。誤字の範囲によっては手数料なしで訂正できる場合がありますが、対応は航空会社ごとに異なります。
Q5. eチケットは印刷しないと使えない?
国内線では基本的に印刷不要ですが、国際線では出入国審査時の提示のために印刷や画面の準備をしておくと安心です。
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まとめ
いかがでしたか?eチケットは、飛行機の予約から搭乗までをスマートに進められる便利な仕組みです。紙の航空券が不要で、紛失や盗難の心配が少ない一方、電池切れやシステムエラーなど注意すべき点もあります。本記事でご紹介したメリットや利用方法、注意点を参考に、快適な空の旅をお楽しみください。
参考・出典
- ANA|航空券(eチケット)とは?
- ANA|運賃一覧
- ANA公式|予約時の氏名入力について
- ANA|航空券・EMDについて
- JAL|航空券・eチケットお客さま控・EMDについて
- JAL|航空券の有効期間
- JAL|国内線|航空券の有効期間を教えてください。
※本記事は更新日時点の情報をもとに作成しています。内容は予告なく変更される場合がありますので、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。