【2026年最新】飛行機に持ち込み禁止のものは?モバイルバッテリー新ルールも解説
更新日:2026年9月15日 公開日:2025年2月18日
【結論】飛行機には、持ち込み禁止のものが数多くあります。持ち込み禁止とされているアイテムは、大きく分けると「危険物」と「凶器」の2種類です。特に2026年4月24日からは、モバイルバッテリーの持ち込みルールが「1人2個まで(160Wh以下)・機内充電禁止」に変更されているため、最新のルールを確認してから荷造りを進めましょう。
飛行機に搭乗する際は、有害物質や爆発の恐れのあるもの、燃えやすいもの、ハイジャックやテロに使用される可能性がある「危険物」や「凶器」となり得るものが持ち込み禁止とされています。刃物だけでなく、凶器となりうる工具やスポーツ用品も、制限の対象です。今回は、飛行機内に持ち込み禁止とされているものや、その理由、国別の持ち込み禁止アイテムについてご紹介します。思いもよらないアイテムが持ち込み禁止になっていることもあります。旅行を思う存分楽しむためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
飛行機内に持ち込み禁止のもの
飛行機への持ち込み禁止レベルは、次の3種類に分かれます。
・機内持ち込み・預け手荷物ともにNG
・機内持ち込みはできるが預け手荷物はNG
・預け手荷物はできるが機内持ち込みはNG
また、「電池を外す」などの条件つきで、機内に持ち込めるものもあります。
ここからは、危険物と凶器に分けて持ち込みの可否を解説します。より詳しい情報や、持ち込みの条件は、国土交通省のホームページでご確認ください。
危険物
危険物には、爆発の恐れがあるものや燃えやすいもの、有害物質が当てはまります。以下に記載されているものは、機内・預け手荷物のどちらも持ち込み不可です。
・高圧ガス(酸素缶・ライター用補充ガスなど)
・引火性液体(オイルタンク式ライター・ペンキ・塗料など)
・火薬類(花火・クラッカーなど)
・可燃性物質(炭・徳用マッチ)
・酸化性物質(酸素系漂白剤・瞬間冷却剤)
・毒物類(殺虫剤・農薬)
・腐食性物質(液体バッテリー・塩素系漂白剤)
・放射性物質など
オイルタンク式のライターは持ち込み不可ですが、吸収剤入りのオイルライターやガスライター、小型の安全マッチは、一人につき一個まで持ち込みが認められています(リチウム電池内蔵の電子ライターは電池容量による別の制限があるため注意)。
リチウムイオン(金属)電池が含まれる機器の場合は、持ち込みの条件があるため注意が必要です。条件に関しては、「モバイルバッテリー・リチウムイオン電池の持ち込みルール」の章で詳しく説明しています。
また、酒類はアルコール度70%を超える場合のみ、持ち込みできません。アルコール度24%を超えるものも、持ち込み数量の規定があります。
化粧品類や医薬品は液体ですが、基本的に機内・預け手荷物どちらも持ち込み可能です。ただし、数量や容器などの条件があります。
凶器
基本的に、凶器となりうるものはすべて預け手荷物とし、持ち込みはできません。刃があって切れるもの以外でも、凶器と判断されます。具体例は、以下の通りです。
・刀
・ナイフ
・カミソリ(刀体の長さが4cm以下のもの、電気シェーバーは持ち込み可能)
・はさみ(刀体が6cm以下のものは持ち込み可能)
・カッター
・ピザカッター
・空気銃
・BBガン
・弓矢
・ヌンチャク
・ゴルフクラブ
・バット
・アイススケート靴
・ストック(登山用・スキー用)
スポーツ用品でも凶器と判断されるものがあるため、注意が必要です。また、条件を満たさない場合は、預け手荷物として持ち込めないものもあります。詳しくは、国土交通省のホームページでご確認ください。
モバイルバッテリー・リチウムイオン電池の持ち込みルール
「ヘアアイロン」や「モバイルバッテリー」などリチウムイオン電池を内蔵したアイテムは、発火の恐れがあるため機内への持ち込み・預け入れに関して厳しいルールがあります。
ヘアアイロン
ヘアアイロンはコンセント式、USB給電式など「バッテリーを内蔵していないタイプ」であれば機内への持ち込みが可能です。また、充電式ヘアアイロンやガス式ヘアアイロンの場合は、以下のような安全対策がされていれば、機内へ持ち込めます。ただし、個数制限があるものもあるので事前にしっかり確認しておきましょう。
| ヘアアイロンの種類 | 持ち込める条件 | 持ち込めない状態・製品 | 個数制限 |
|---|---|---|---|
| 充電式ヘアアイロン | 本体から電池が取り外されている、または「フライトモード」や「機内モード」など熱電との電気回路が遮断(分離)できる機能があり、それらに設定されている | 本体から電池が取り外せない製品/熱源と電池が分離できない製品/「本体の電源を切る」または「アイロン部分の開閉ロックをかける」だけの状態 | 100Wh以下は制限なし、100Wh超~160Wh以下は2個まで |
| ガス式ヘアアイロン | 熱源となる部分に専用の安全カバーがついている | 安全カバーがつけられていない状態 | 1人1個まで |
ただし、ガス式ヘアアイロンは、補充用のガスカートリッジは機内持ち込み・預け入れが不可となっています。
リチウムイオン(金属)電池を内蔵したアイテム
モバイルバッテリーやパソコン、ゲーム機などリチウムイオン電池を内蔵しているアイテム、リチウム電池そのものに関しては預け入れ不可・機内持ち込みにも厳しいルールがあります。
国内線、国際線ともに2026年4月24日より追加されたものを含め、以下のルールに則って取り扱われるようになりました。
・預け入れ不可
・機内持ち込みは160Wh以下に限り最大2個まで
・機内でのモバイルバッテリーの使用、充電は禁止
・ショートしないように保護する
・座席上部の収納棚には収納しない
特に「預入手荷物への混入」や「160Whを超えるバッテリーの持ち込み」「2個以上の持ち込み」「機内でのモバイルバッテリーの使用」については航空法により罰則が科される可能性もあります。発火の恐れがあるため、モバイルバッテリーを持って飛行機に乗る際は十分ご注意ください。
【国別】国際線の飛行機に持ち込み禁止のアイテム
一般的な持ち込み禁止アイテムのほかに、国ごとに禁止されているものもあります。
渡航先で禁止されているアイテムがあるかもしれないため、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。以下に代表的な国の持ち込み制限アイテムを発着別で一部記載します。
| 国 | 発着 | 制限のあるアイテム |
|---|---|---|
| 英国 | 発 | 500gを超えるインクカートリッジ、トナーカートリッジ ※どちらも預け荷物可 |
| インド | 発 | マッチ・ライター |
| 発着 | 電子タバコ | |
| 中国 | 発 | マッチ・ライター(携帯・機内持ち込み・預け入れすべて不可)、消毒液を含む全てのアルコール ※預け荷物可 |
| アメリカ | 発 | CO2カートリッジ、500gを超えるプリンターカートリッジ、トナーカートリッジ |
| 着 | 350mlを超える粉類 ※預け手荷物可 |
うっかり飛行機に持ち込み禁止のものを持ってきてしまった!こんなときどうなる?
機内に持参できないものや、制限されているアイテムは少なくありません。気を付けていても、うっかり空港まで持ってきてしまったり、お土産として購入したりする可能性があります。そのような場合はどうなるのでしょうか。
搭乗前に持ち込み禁止のものが見つかった場合
万が一、持ち込めないことに気付かず保安検査場で指摘された場合、そのアイテムがどうなるのか心配な人もいるでしょう。機内持ち込み不可でも、預け手荷物で持ち込めるものであれば、カウンターで手続きすることで問題なく目的地まで運べます。
また、手荷物カウンターで、一定期間預かってくれる航空会社もあるようです。そのほかに、空港のロッカーを利用する方法もあります。空港の手荷物カウンターに預ける場合は、旅行から戻った時点で引き取り可能です。ただし、保管期間は1週間程度のため注意が必要です。
機内に持ち込めないが廃棄しても問題ないものは、出発保安検査場にある「放棄品箱」に入れることになります。箱に入らない場合はカウンターで引き取ってもらえますが、廃棄費用が掛かる可能性があります。
飛行機内に持ち込み禁止のものを持ち込んでしまった場合
万が一、禁止されているものを持ち込んだ場合は、航空法違反で罰せられる可能性があります。航空法第86条では、爆発性もしくは易燃性のあるものや、人や物に危害を与える恐れのあるものを機内に持ち込んではいけないと定めています。
また、第149条の3では、第86条に反し、持ち込んだ場合は2年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金に処すると定めているため、注意しましょう。
これもダメ!?飛行機に持ち込み禁止の意外なもの
ここまでにご紹介した以外にも、意外なアイテムが持ち込みを禁止されています。以下のアイテムは持ち込み不可のため、注意してください。
| アイテム | 規制内容 |
|---|---|
| 加熱式食品 | 機内持ち込み・預け手荷物ともに不可 |
| 空間除菌製品 | 機内持ち込み・預け手荷物ともに不可 |
| 電子タバコ | 機内持ち込みのみ可 |
紐を引くと加熱する弁当に使用されている発熱剤は、危険物に該当します。また、液漏れした場合に皮膚や機体に損傷を与える可能性がある空間除菌製品も持ち込み不可です。
ただし、皮膚や機体に付着しても害のない消毒用アルコールや除菌製品は、数量の条件を満たせば持ち込み可能です。「問題ないだろう」と思っていたものが、持ち込み不可となるケースもあります。荷造りの際に、少しでも「大丈夫かな」と思った場合は、確認しましょう。
保安検査場でのチェックをスムーズに終える方法
機内持ち込みのチェックを行う保安検査は、ほかの人の迷惑にならないためにも、できるだけスムーズに終えたいものです。持ち込む予定の荷物は前日にチェックし、持ち込み不可のものがないか、あらかじめ確認しておきましょう。
また、アクセサリーや、大きなバックルの付いたベルトなどは避けた方が無難です。手荷物検査時には、液体やパソコンはバッグから出す必要があります。とくに国際線の場合は、液体の持ち込みが厳しく制限されているため、次のような準備をしましょう。
① 持ち込む液体をすべて100ml以下の個々の容器に入れる
② 1L以下のジッパー付き透明プラスチック袋(縦横20cm以下)に、容器をまとめて入れる
なお、持ち込めるのは、一人一袋までとなっています。「機内で化粧直しをしたい」「乾燥対策にスプレーやクリームを持ち込みたい」と考えている方は、注意しましょう。
FAQ
Q1. モバイルバッテリーは飛行機に何個まで持ち込める?
160Wh以下のモバイルバッテリーを1人2個まで機内に持ち込めます。預け入れ荷物には入れられません。
Q2. 機内でモバイルバッテリーを充電してもいい?
※機内ではモバイルバッテリーでの充電はできません。機内でのモバイルバッテリー本体への充電、モバイルバッテリーからスマートフォンなどへの充電はいずれも禁止されています。
Q3. モバイルバッテリーは頭上の収納棚に入れてもいい?
※モバイルバッテリーは頭上収納棚(オーバーヘッドビン)には入れられません。座席ポケットなど、すぐに取り出せる手元で保管してください。
Q4. ヘアアイロンは機内に持ち込める?
電池とヘアアイロンが分離できるタイプは持ち込み可能です。電池一体型のものは、機内持ち込み・預け入れともに不可です。
Q5. 保安検査場で持ち込み禁止のものが見つかったらどうなる?
その場で係員から説明があり、自宅への郵送・廃棄・手荷物カウンターへの預け直しなどの対応になります。詳しくは「搭乗前に持ち込み禁止のものが見つかった場合」をご確認ください。
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まとめ
飛行機に乗る際は、国際線・国内線ともに、手荷物に制約があります。ものによっては、機内へ一切持ち込めない場合もあります。
持ち込みが制限される可能性があるのは「危険物」と「凶器」です。国土交通省のホームページに、より詳しい情報が掲載されています。出発前に一度目を通し、準備した荷物に持ち込み不可のものがないか確認しましょう。
参考・出典
- ANA|機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国内線)
- ANA|各国・地域・空港特有の制限があるもの
- JAL|国内線|ヘアアイロンを機内持ち込み、または預けることはできますか。
- JAL|英国発 インクカートリッジ、トナーカートリッジの機内持ち込み制限について
- 国土交通省|モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて
- 国土交通省|【旅客の皆様へ】 モバイルバッテリーの持込みについて
- デジタル庁e-GOV法令検索|航空法
- 在インド日本国大使館|電子たばこ及び加熱式たばこの禁止
- 中国民用航空局(CAAC)|民間航空機へのライターとマッチの持ち込み禁止を改めて周知する発表
- 成田空港|米国便にご搭乗のお客様へ パウダー粒子状物質の機内への持ち込みに制限がございます
※本記事は更新日時点の情報をもとに作成しています。内容は予告なく変更される場合がありますので、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。